いじめ問題が深刻化する今の日本に、スクールカウンセラーは必要な存在だと考えられます。昔のように暴力による問題が減ってきた一方で、言葉や態度による悪質ないじめは自殺者まで現れる社会問題になっています。自分の命を絶つところまで追いつめられた人の気持ちはきっとそのひとにしかわからないでしょう。
スクールカウンセラーの制度が整ってきているにも関わらず、いじめによる登校拒否、自殺は後を絶ちません。学校では、悩みをもった生徒がたくさんいます、その悩みを一人のカウンセラーで対処できるのでしょうか?私は現行のスクールカウンセラーの制度にも問題があると思います。学校によっては複数のカウンセラーが居る学校もあるでしょうが、多くの学校では慢性的な人手不足だと考えられます。友達にも親にも先生にも相談出来ないから、悩みを抱えた生徒がおおいということを考えれば、少しでも話しやすい話し相手を立てる必要があると思います。
スクールカウンセラー制度の問題は、学校と、カウンセラーの考え方の違いにもあるかもしれません。カウンセラーは心理の専門家だといっても、学校側にも守るべきものがあります。まず、一番身近で生徒たちに接する担任の先生の存在です。担任の先生としては、生徒の悩みは一番に聞きたいことだと思います。
そういった、学校現場での考えの違いにより、さらにスクールカウンセラー制度は立場的に危ないものになっているのだと考えます。
スクールカウンセラーの立場をもっとしっかりしたものにすべきだと私は思います。知っている人だからこそ相談しにくいこと、プロだからこそ安心して相談できることがあると思います。現状のスクールカウンセラーの制度は決して相談する側を100%守れるものではありません。いろんな人たちのプライドも力関係もあるでしょうが、本当に守られるべきは相談をする学校子供たちだということをもう一度考えて、制度をもう一度見直してほしいです。
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